- 精密なFSWツール作成、
まずはお見積りを - FSW(摩擦攪拌接合)とは
- Friction Stir Welding(摩擦攪拌接合)の略語で、ワークに回転するツールを押し付け、摩擦熱で軟化(粘土状化)したワークを混ぜ合わせ、ワーク同士を接合する技術。
- 金属を接合させる方法として、アーク溶接等の一般的な溶接方法と比較し、光や音もなく、必要なエネルギー量がはるかに小さいという研究結果があるほど、極めて省エネルギーな接合方法です。
資料提供: 芝浦機械株式会社(YouTube [芝浦機械株式会社公式])
工作機械はワークの固定や後加工、接合ツール(回転機構が要)、接合後にできるバリの除去といった、FSWに必要な要素を全て持っているため、FSW専用の機械を購入する必要はありません。
アーク溶接 | FSW | |
---|---|---|
接合温度 | 融点以上 | 融点の80% |
変形 | 大きい | 小さい |
強度低下 | 継手効率 約70% | 材料による |
前後処置 | 必要(酸化被膜の除去など) | 不要 |
環境 | シールドガス ヒューム・スパッタ |
シールドガス 不要 ヒューム・スパッタ 不要 |
継手形状*1 | 制約 小 | 制約 多 |
後加工*2 | 場合による | 必要(な場合が多い) |
技術者 | 資格要 熟練 経験 | NC指定により数値化できる |
- 母材(接合材料)以外
必要なし添加材が必要なく母材同士の接合になるので、添加材により成分が異なることで腐食しやすかったり、欠陥ができやすいなどの弱点がありません。 - 異種材の接合や今まで不可能
だった難しい接合が可能同じ材料だけでなく、異なる材料同士の接合も可能で、今まで不可能とされてきたチタンの溶接も可能です。
異種材例:アルミ - 銅、ハイテン材 - アルミ など
- 段取り・材料毎の接合条件に
ノウハウが必要同じ材料を使用しても、段取り方法や接合
条件により、接合品質が異なる場合が
あります。
(例)ツール回転速度、送り速度、ツールの
押し込み量(切削で言う切り込みの深
さに相当)など) - 多数の先行技術ありオリジナル要求対応 FSWの基本特許が切れた代わりに、ツールについてはFSWを実施していた会社から、数多くの特許が出願されています。